🦋3回目に変えたこと、3つ
1回目と2回目の体外受精では受精率が低く、すべて初期胚で止まっていたので、3回目に向けて、いくつか変えたことがあります。
もちろん、これらのどれが結果につながったのかは分かりません。
ただ、振り返ってみると、この頃から少しずつ、
「採卵数を増やす」だけではなく、「卵子や精子をできるだけ良い状態にするにはどうしたらいいか」
を意識するようになっていました。
今回は、3回目の採卵までに変えたことを、特に大きかった3つに分けて振り返ってみます。
① サプリを見直した
3回目の採卵に向けて、もう一つ意識するようになったのがサプリの見直しです。 1回目、2回目の採卵がうまくいかなかったことで、「採卵数を増やす」だけではなく、卵子や精子をできるだけ良い状態にするために、自分たちにできることも考えるようになりました。
そこで、妊活を始めた頃から飲んでいた葉酸サプリに加えて、CoQ10などを取り入れ、夫も男性側の妊活サプリやCoQ10を飲むようにしました。
ただし、サプリを飲んだから胚盤胞ができた、と言い切れるわけではありません。
3回目は、採卵方法や禁欲期間など、サプリ以外にもいくつか条件を変えています。
それでも、私たちの場合は「できることはやってみよう」と考えて、卵子・精子の両方について見直したことの一つでした。
実際に何を飲んでいたのか、商品名・成分・量・価格などについては、今後、別の記事で詳しくまとめる予定です。
👉 妊活中に飲んだサプリ|胚盤胞ができた頃と現在
サプリは「これを飲めばOK」というものではなく、クリニックにも相談しながら、成分や量、価格などを比較して、自分たちに無理なく続けられるものを選んでいます。
② 採卵方法を変えた
1回目の採卵はPPOS法でした。
2回目は「もっと卵を採れないかな」と思い、PPOS法からアンタゴニスト法に変更しました。
2回目は12個採れたものの、成熟卵は5個。受精後も胚盤胞まで進まず、結果としては思うようにはいきませんでした。
そこで3回目は、再びPPOS法に戻すことに。
3回目は11個採卵でき、その後、初めて胚盤胞ができました。
もちろん、結果だけを見ると「PPOS法に戻したら胚盤胞ができた」と思ってしまいそうなのですが、私はそこまで単純には考えていません。
「PPOS法に戻したから胚盤胞ができた」
とは言い切れないからです。 採卵方法にはそれぞれ特徴があり、どの方法が合うかは人によって違うと医師からも説明されました。
自分に合う卵巣刺激法を見つけることが、大切だと思います。「どうすれば自分に合う刺激法が分かるのか」と医師に尋ねたことがありますが、答えは、
「人によるので、やってみないと分からない」
でした。
実際、私も二つの刺激法を経験してみて、自分に合う方法が分かってきました。
③ 精子の選び方を変えた
PICSIを取り入れた
3回目の採卵からは、それまでの顕微授精(ICSI)からPICSIに変更し、さらに通常のふりかけ法とPICSIを分けて行う「スプリット法」を選択しました。
PICSIは、成熟した精子を選ぶ際に、ヒアルロン酸への結合性を利用して選別する方法です。医師からは、通常のICSIと比べて必ずしも明確な優位差が出ているわけではない、という説明も受けました。
それでも私たちの場合、2回目の採卵では通常のICSIを3個に行って、受精したのは1個だけでした。そこで、一度試してみようとPICSIを選択しました。オプション費用は33,000円でした。
禁欲期間を短くした
もう一つ変えたのが、採卵日に使用する精子の禁欲期間です。
通っていたクリニックからは、採卵時の精子は1~3日程度の禁欲期間が望ましいと説明を受けていました。これまでは、主人が服用していた薬の影響などもあり、採卵直前に一度出しておくことがなかなか難しい状況でした。
その後、薬をやめたり、サプリメントを取り入れたりしたことで、以前よりも禁欲期間を短くして採取できるようになりました。
1・2回目は採卵日の約7~10日前でしたが、3回目は3日前、4回目は2日前まで短くすることができました。
主人が不妊治療のためにやめたこと、始めたことについては、別の記事で詳しくまとめる予定です。
👉 夫が不妊治療でやめたこと、始めたこと
🔬実際、受精率も変わった
このようにいくつかのことを見直した結果、受精率にも変化がありました。
2回目の採卵では5個中1個、受精率は20%。
それが3回目では9個中6個で約67%、4回目では**6個中3個で50%**でした。
さらに、3回目には初めて胚盤胞が1個でき、4回目には受精した3個すべてが胚盤胞まで進みました。
ただし、その後の培養で2個は成長が止まり、最終的にPGT-A検査に出せたのは1個でした。
もちろん、こうした変化を、
「サプリを飲んだから」
「PPOS法に戻したから」
「精子の選び方を変えたから」
と、一つの理由に結びつけることはできません。
ただ、数字を振り返ると、3回目を境に私たちの治療には確かに変化がありました。
そこで、私たちが意識するようになったのが、「採卵数を増やす」だけではなく、その先を見ることです。
採卵できる卵子があることはもちろん大切。
でも、本当に目指したいのは、受精して、胚盤胞になり、さらに成長を続けてPGT-A検査に出せる胚を増やすこと。
そして、その母数を増やすことで、最終的に正常胚に出会える可能性を高めること。
これが、私たちの次の目標になりました。
この目標から、これまでの治療を改めて振り返り、セカンドオピニオンを求めたり、治療方針を見直すようになりました。
そして、5回目の採卵は、転院して臨むことを決めました。
転院を決めたきっかけや、そのときに考えたことについては、今後こちらの記事にまとめていきたいと思います。
👉 「転院を決めたきっかけ」
